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ごみ処理施設金沢工場見学会
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2003年10月12日作成

最新鋭の設備を誇るごみ処理施設金沢工場を見に行ってきました。


2003年10月11日(土曜日)

2002年に完成したごみ処理施設金沢工場の見学を募集していたので、さっそく応募をして見学してきました。
最新の設備を整えたごみ処理工場の内部はいったいどのようになっているのか、また、有害な成分の発生を抑える灰溶融炉とはどんなものなのか...
ごみ処理施設金沢工場に行ってきました。

(ごみ処理施設金沢工場 金沢区幸浦二丁目)

金沢シーサイドラインの幸浦駅か並木中央駅から歩けば約15分。
まっすぐに伸びるせんだん並木の道を海にぶつかるまで歩けば、そこがごみ処理施設金沢工場です。
金沢区で一番高い建造物、高さ130メートルの煙突がどこからでも見えるので場所はすぐにわかります。

工場敷地内のスロープを上れば管理棟。
見学用に案内板も整備されているので迷わずに行かれます。

ごみ処理施設金沢工場の目印、金沢区一の高さを誇る建築物、高さ130メートルの煙突です。 管理棟入口にある工場名の写真です。
東京湾が目の前に広がる管理棟ロビーの写真です。
管理棟に入ると吹き抜けのロビーがあります。
開放的な窓からは東京湾を行き交う船が一望できます。
ロビーの真ん中には工場の模型が展示してありました。

受付を済ませて30分ほど工場紹介のビデオを見てから見学コースへ。
工場長さんが見学者の案内をしてくださいました。

たくさんのスクリーンやコンピュータが並んだ中央制御室の写真です。
まずは中央制御室。
ここで工場全体の管理をしているようです。
大きな施設を管理しているわりには、人はまばら。
ほとんどがコンピュータ制御のようです。

たくさんのスクリーンには工場内の様子が映し出されています。
炎が燃える焼却炉の中や工場の煙突からの風景など、興味深い映像もありました。
インターネットのライブカメラでいつでも見られるといいのですけれど。

つづいてごみピットへ。
ここが区内などからごみ収集車などで集められたごみが投入される場所。
とっても広い空間で、幅は85メートルもあるそうです。

ごみピットの底にはたくさんのごみがたまっていました。
壁の数字は底からの高さ(メートル)だとか。
このごみをごみクレーンを操作して投入ホッパに運び、焼却炉に送り込みます。
まるで巨大UFOキャッチャー。
昼間は手動操作で、夜間はコンピュータによる自動運転をしているそうです。

ごみピットとごみクレーンの写真です。 ごみピットにごみがたまっている写真です。
ごみクレーン操作室でクレーンの操作をしている写真です。 ごみクレーンでごみが運ばれている写真です。
ごみ収集車が集まる投入ステージの写真です。
下の階に降りて、ごみ収集車がごみを捨てる投入ステージへ。
投入口には扉があり、収集車が近づくと自動で開閉するそうです。
また、投入口から収集車が誤ってごみピットに落ちないよう、いったんごみを受け止めた後、ごみをごみピットに落としているそうです。

見学コースはガラスで仕切られているので感じられませんでしたが、中はごみの悪臭がただよっているそうです。

さらに工場の奥へと進んで行きます。
緑色の機械は蒸気タービン発電設備。
ごみ焼却で出た熱を利用して発電した電力は、工場内で利用したり、東京電力に売電しているそうです。
その売り上げは年間で数億円になるとか。

銀色にかがやく装置がごみ焼却炉。
とっても大きな装置ですから見えているのはごく一部だけ。
焼却炉は3つあり、基本的には2つを稼働させ、その間に1つを点検整備する形で運用しているそうです。

蒸気タービン発電設備の写真です。 ごみ焼却炉の写真です。
これがごみ処理施設金沢工場の目玉である灰溶融炉。
焼却したごみから出た灰を高温で熱して溶かし、スラグとメタルを取り出します。

灰を固めたようなスラグは、道路の舗装材料として利用する試験が行われているとのことです。
また、メタルには様々な金属が含まれていて、金・銀・銅などを抽出できるそうで、ごみといえどもまさに宝の山だとか。
金沢区の磐梯山といったところでしょうか。

灰溶融炉の設備はほとんど製鉄所の溶鉱炉とおなじようなものだそうで、そのため、専門の技術が必要なことから、この設備の運用は日本鋼管(NKK)が行っているそうです。

灰溶融炉の溶融灰サービスタンクと思われる部分の写真です。 灰溶融炉から高熱で溶かされたスラグもしくはメタルと思われる物体が取り出されている写真です。
海から見たごみ処理施設金沢工場の全景写真です。
広い工場のほんの一部でしたが、約1時間の見学はくわしい解説をしていただきながら工場の仕組みを理解することができました。
すばらしい施設があっても、ごみから発電ができても、金や銀が取れても、一番重要なのはごみを減らすことであることが良くわかりました。

2030年までにごみの量を30パーセント削減する計画が進められているそうです。
自分でも、ちょっとはごみを減らす生活をしないといけないかなと思いました。

なお、このごみ処理施設金沢工場には余熱を利用した温水プールや浴場のある「リネツ金沢」が併設されています。
こちらはどなたでもいつでも利用できますから、行ってみてはいかがでしょうか。

かなざわ地図 - ごみ処理施設金沢工場
ごみ処理施設金沢工場の地図です。赤い点が目的地、青い点が最寄り駅、紫の点が最寄りのバス停留所です。

ごみ処理施設金沢工場

 交通 横浜市営バス(幸浦駅付近より)
    リネツ金沢停留所下車 徒歩0分
    金沢シーサイドライン
    幸浦駅・並木中央駅下車 徒歩約15分
 場所 金沢区幸浦二丁目

 (記載された内容は2003年10月11日現在のものです)




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