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しとしとと降りつづく6月の雨の中、
金沢公会堂で平成11年度金沢区「区民のつどい」が開催されました。


金沢区民会議 金沢区「区民のつどい」





つぎ
    1999年 6月19日(土曜日)

    広報かなざわを見ていると、最終ページの片隅に金沢区「区民のつどい」のおしらせ。
    おしらせには写真や絵もなく、いかにもお堅そうな催しのような感じ。
    それなのに、なぜかミニコンサートなどもあるようでどんな催しか興味を持ちました。
    機会があれば発言も...などと大それた考えがなかったわけではありませんが、
    金沢公会堂に金沢区「区民のつどい」に参加をしに行ってきました。
    (金沢公会堂 金沢区泥亀二丁目)

    *今回はDCR-PC10カメラ故障中のため、QV-10Aカメラにて撮影しました。


    区民のつどい  金沢区総合庁舎の中にある金沢公会堂です。

     金沢区「区民のつどい」は昭和49年より開始され今回で46回目だそうです。
     いままでも話しには聞いたことがあったような気がしましたが、わたしは今回初めて参加しました。
    区民のつどい  あいにくの雨という悪天候にも関わらず、会場の金沢公会堂にはたくさんの区民が集まり、開始時間には座席がほぼ満席の状態となりました。

     でも、全体を見回すとちょっと年齢の高い人が多いように思えました。
    区民のつどい  もちろん、会場にはタウンテレビ金沢も取材に来ていました。
     今回は古澤さんと矢野さんのコンビによる撮影です。
     でも、参加者へのインタビューはしていなかったかな?

     今回参加できなかった方は、スタ金をお楽しみに。
    区民のつどい  開催に先立ち、アトラクションコンサートとして金沢区出身の荒川和子さんと鳥居結花里さんのデュオによる「Forever Pops」コンサートがあり、 すばらしい歌声とピアノ演奏を披露されていました。

     しかし、どうして区民会議にコンサートがあるのでしょうか?
     参加者を増やすための施策かもしれませんが、いまいち関連性が感じられないような気が...
     堅く考えずに、活躍している金沢区民の発表の場と考えればいいのかな?
    区民のつどい  ステージに向かって左側は金沢区「区民のつどい」の進行をする金沢区民会議代表委員などのみなさんの席。

     今回配布された資料では、金沢区民会議がどういう構成になっているかの説明がありませんでしたので、 どのくらいの委員がいるのかわかりませんでしたが、代表委員と代表委員代行など3名の方がおもに進行役をされていました。
    区民のつどい  向かって右側の席に勢揃いしたのは金沢区選出の県会議員と市会議員のみなさん。
     右手前は鈴木紀雄金沢区長さんと金沢区の担当者席。

     もちろん全員出席でしたが、アトラクションコンサートが終わってから来る人、あとに出る「金沢区主要事業説明」の説明中に居眠りをしている人など、議員さんはお忙しいようです。
    区民のつどい  約30分ほどでアトラクションコンサートが終わり、いよいよ金沢区「区民のつどい」の開会です。
     今回のテーマは、

        「より良いわが街・金沢区を考える」〜福祉・環境・防災・教育〜

     さて、どのような内容になるのでしょうか?

     こういう開会のあいさつは長いものが多いのですが、今回は短かったのでgood!
    区民のつどい  開会のことばのあとには鈴木紀雄金沢区長さんのあいさつがありました。

     個性ある区づくり推進費(という予算があるらしい)という“少ない予算”(区長談)をいかにして活用するか、 金沢区としては「少子高齢化への対応」、「区民と地域社会との関わりの強化」、 「地域の特色を生かした街づくり」という3つの課題に重点的に取り組んでいくということ。
     また、昨年の金沢区制50周年という年は、これまでの過去の50年であり、 今年からは、これからの50年を考えた長期的なプランを立てて取り組むとのお話しがありました。
    区民のつどい  つぎに情報提供として「平成11年度金沢区主要事業説明」のスライド上映と解説がありました。

     「1:みんなにやさしい街に」として、地域ケアプラザや保育園などの整備について。
     「2:住みやすく便利な街に」として、能見台地区センターの整備、金沢(ごみ処理)工場について、 防災対策として金沢シーサイドラインの橋脚補強工事について、宮川橋下流広場の整備について。
     「3:活気と魅力あふれる街に」として、高速湾岸線、長浜道路、二本松トンネルの整備、 金沢八景駅、金沢文庫駅周辺の整備についての説明がありました。

     もう10年も金沢シーサイドラインが全線開通できないでいる原因の金沢八景駅前の再開発については、 具体的な説明がなく「検討」という言葉しか聞けなかったのは残念でした。
    区民のつどい  つづいて「4:緑と歴史と文化が身近な街に」として、富岡総合公園のビオトープ型公園再整備、 金沢自然公園へのローラーすべり台整備、釜利谷市民の森の一部取得について。
     「5:もっと海が感じられる街に」として、金沢マリーナ地区の整備、金沢海の公園への水陸両用車椅子の整備。

     おもにこのような内容のスライド上映と解説がありました。

     福浦の水際線への人工砂浜の整備は今回の計画に入っていないためか、残念ながら何の話もありませんでした。
    区民のつどい  つづいて、これを受けて区民会議の分科会からの活動中間報告と意見交換となりました。

     福祉・環境・防災・教育それぞれの分科会からの活動報告があり、それに対して参加者から挙手による質疑が行われました。

     福祉分科会からは、学校の余裕教室の活用との発表がありました。

     意見としては、富岡東六丁目の男性から、少子化に対する意見がありましたが、ちょっと質問の内容が議題とずれている感じでした。

     環境分科会からは、ごみ問題を重点に取り上げたとして、ごみを買わない・ごみを作らないという発表がありました。

     意見としては、釜利谷南二丁目の男性から、駅前の自転車駐輪問題に関する発言があり、いっこうに改善されない現状に対して行政からの回答を求めていました。

     自転車が増える→駐輪場を作る→また自転車が増える...の悪循環よりも、なぜ、自転車に乗らないでも駅に行かれる街づくりというものを考えてみないのでしょうか?
     住宅地と駅を結ぶ安価なバス路線を開設したり、歩くのが楽しくなるような歩道を整備すれば自転車の利用を減らせるのではないかと思いました。

     また、寺前の男性から、金沢区民会議自体の機構改革についての発言がありましたが、これは金沢区民会議の前委員がある事件で逮捕されたことに関係するものと思われます。

     しかし、これも議題とは外れている上、発言時間(3分)を越えての発言だったため途中で発言を遮られ、一時、会場がエキサイトする場面もありました。

     長浜二丁目の女性からは、金沢(ごみ処理)工場稼働に関して環境調査を求める意見がありました。

     最新の設備を備えた安全な施設であるからこそ、こういった調査データはすべて公開してもらいたいと思いました。

     防災分科会からは、よりよい避難場所についての発表がありました。

     意見としては、釜利谷東一丁目の男性と女性から、小泉住宅付近の崖の崩壊を防ぐための対策と、 岩が落ちそうになっているので対策をとってほしいとの発言がありました。

     回答もそうでしたが、こういった個別の問題はこのような場で発言するものではなく、地域のみなさんで直接、行政に対して訴えていくものではないかと思いました。

     並木の男性からは、あたらしく完成したいきいきセンター金沢の3階、4階からの非常時の避難経路について、 非常階段だけではなく、老人でも避難しやすい施設の設置を求める発言がありました。

     消防からの指導ではそのような設備がなくても問題ないとのことでしたが、高齢者の集まる施設でしたらスロープなどによる脱出設備があった方がいいのかと思いました。
    区民のつどい  教育分科会からは、地域社会がすべてのことに無関心であるとの発表がありました。

     意見としては、能見台三丁目の男性から、他の教育関係の会議と金沢区「区民のつどい」の開催時間が重なってしまったと指摘する発言がありました。

     これは、すべての人のスケジュールを聞いていたらいつまでたっても開催できないので仕方のないことだと思いました。

     釜利谷三丁目の男性からは、学校に行かない子どもが増えているのは家庭の問題で、家庭として子どもにもっと愛情をという発言がありました。

     ここでいったん分科会の発表に対しての意見交換を終えて、話し合いの時間という形でひきつづき意見交換が行われました。

     西柴の女性からは、中学校に給食がないのを愛情弁当で片づける問題ではないとの発言がありました。

     個人的には、好き嫌いが多いので中学校に給食がなくて良かったと思っているのですけれどね(^_^;)

     片吹の女性からは、金沢区の街づくりについて緑地がどんどん減少している状態で、 2010年プラン金沢区計画であげた海と緑の奏でるハーモニータウンという街づくりができるのかとの発言がありました。

     ごもっともな発言で、毎年のように山が崩され、緑が減ってゆくのはとても残念に思いますが、 金沢区民の半数は山を切り崩した土地に住んでいることを考えると、この問題の難しさをあらためて感じました。

     釜利谷東三丁目の男性からは、地区センターなどの施設ができて文化活動が活発になっているが、 それを発表する場がこの金沢公会堂しかないので文化ホールの建設を求める発言がありました。

     やはり、文化施設は都市の成熟度を測る指標となりますので、金沢八景駅の再開発の際にはぜひとも文化ホールを備えた施設を建設してもらいたいと思いました。

    時間も大幅に過ぎてしまい、残念ながらこれで意見交換の時間は終了しました。
    区民のつどい  最後に鈴木紀雄金沢区長さんからのお話しがあり、感想として、教育問題は大変難しいとの教育者ならではの発言や、 もっと時間をかけて意見交換ができたら良かったという本音もおっしゃられていました。

     また、金沢区長さんは六人兄弟で生まれ、しつけなどは自分たちの生活の中で覚えたが、 しかし、少子化がすすんだ現在の子どもたちはそれができなくなっているというお話しをされていました。

     意見交換であった話に関して、点字ブロックの上に自転車を止めないということは常識としてわかってほしいので、 せめてそこだけは自転車を撤去すること、金沢文庫駅東口(海側)にはこれ以上自転車駐輪場を設置する空間がないので知恵を絞っているというお話し、 急傾斜地対策についてはぜひ区役所に相談してほしいなどのお話しがありました。

     鈴木紀雄金沢区長さんは風邪気味なのか無理に声を出しているような感じでつらそうでした。
     それでも熱心に感想を述べる姿に、より良い金沢区にするために区民の意見をさらに取り入れていこうとする情熱を感じました。

     プログラムの裏面には、金沢のうた「かなざわの四季」の歌詞が印刷されていたので、最後に全員合唱でもするのかな〜と期待していたのですが、 残念ながらそのような機会はありませんでした。

     大まかに言ってこんな感じの内容でしたが、予定時間を大幅に過ぎてしまうほど熱心な意見交換で、いろいろな人の意見を聞くことができてとても参考になりました。
    また、参加することによって、金沢区に対する関心がいっそう深まったような気がしました。

     アンケートがあったので「金沢区の情報化を図るためにも集合住宅へのケーブルテレビ設置に対する補助や支援をしてほしい」と書いておきました。
     機会があったら発言してみようかと思っていたのですけれどね(^_^;)

     次回はぜひ、みなさんも参加してみませんか?
    写真:金沢区「区民のつどい」

かなざわ地図−金沢公会堂
地図

金沢公会堂に行くには...

 交通 京急バス、横浜市営バス
    金沢区総合庁舎前停留所下車 徒歩約 2分
    町屋停留所下車 徒歩約 5分
    金沢シーサイドライン
    金沢八景、
    海の公園南口駅下車 徒歩約10分
 場所 金沢区泥亀二丁目

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亀田裕史<kameda@kanazawa.ne.jp>           かな海と丘の風が出会う街……かなざわ
Last modified 19/Jun/1999